チーズによる栄養補給の最大の特徴は、良質のタンパク質とカルシウムを同時に摂取できるところにあります。チーズ中のカルシウムは、乳成分中の脂肪、タンパク質、炭水化物等により消化吸収性を高められ、植物性食品由来のカルシウムより早く消化吸収されます。
また、タンパク質は、チーズ製造の発酵や熟成の過程において、ペプチドやアミノ酸に分解されるので、カルシウム同様、消化吸収率が良くなります。チーズにはタンパク質、脂肪、カルシウム、ビタミンA、B群などが含まれており、非常に優れた食品であるといえます。
例えば、日本人が一日に必要なカルシウムは600mgですが、なんとチーズ100g中にカルシウムは約600mg含まれているのです。